「〇〇系ラーメン」っていったい何?〇〇系ラーメンの系統や特徴を解説!

日本における国民食と言っても過言ではないほどの人気食である「ラーメン」にはさまざまな種類があることは、皆さんご存知ではないでしょうか。種類と言えば「豚骨ラーメン」や「醤油ラーメン」などを思い浮かべるかもしれませんが、それ以外にもラーメンには「〇〇系」と呼ばれる分類の仕方があります。そこで今回は、「〇〇系ラーメン」とは一体どんな分類なのか、どんな特徴なのかを詳しく解説していきます。

「〇〇系ラーメン」っていったい何?

「〇〇系ラーメン」という分類自体、さまざまな仕方があるのはご存知でしょうか。ここでは、代表的な分類の仕方を紹介していきます。

有名店による分類

有名ラーメン店の味を継承して独立した店を、その有名店の名前を取って「〇〇系ラーメン」の店と呼んでいます。「家系」などと一度は聞いたことがある人が多いはずです。

地域による分類

地域ごとの特徴のあるラーメンを、地域名を取って「〇〇系ラーメン」と呼ぶパターンもあります。「博多ラーメン」や「熊本ラーメン」、「北海道ラーメン」など、それぞれ地域ごとに異なる特徴のラーメンが存在します。

製法・味の特徴による分類

特徴的な製法や特徴的な味のラーメンは、その製法や味の特徴を取って「〇〇系ラーメン」と名付けられることがあります。「背脂チャッチャ系」や「端麗系」などが挙げられます。

有名店による「〇〇系ラーメン」の系統とは?

ラーメン

さまざまな分類でラーメンは分類されますが、有名店による「〇〇系ラーメン」の分類は「家系」や「二郎系」など有名店の店名が付けられているため、その店を知らない人にとっては分かりにくいものです。そこでここからは、有名店による「〇〇系ラーメン」の分類について、代表的なものを紹介していきます。

「家系」

1974年に横浜の新杉田で開業した「吉村家(よしむらや)」を総本家として派生したのが「家系(いえけい)」です。「〇〇家」という店名の店が多いのが特徴です。

家系ラーメンは、鶏と豚の骨から取った濃厚豚骨スープに太めのストレート麺で、トッピングは海苔・ほうれん草・チャーシューなのが特徴となっています。また、カスタマイズ可能なのも家系ラーメンの特徴の1つです。麵の方さや味の濃さ、脂の量などをカスタマイズして、自分好みの味が楽しめるのです。

「二郎系」

1968年に東京都三田で開業した「ラーメン二郎」が発祥の系統が「二郎系」です。二郎系はさらに、本店で修業を終えて暖簾分けした「直系」と、ラーメン二郎の味に影響を受けて似せた味を提供する「インスパイア系」とに分けられます。

二郎系のラーメンは、こってり脂っこい豚骨醤油スープに極太平打ち麺、特大豚チャーシューやキャベツ・もやしなどの大盛り野菜がこんもり盛られた、インパクトがある見た目が最大の特徴です。トッピングはオーダーで増減可能ですが、減らしても通常のラーメンの1.5人前はあるボリュームも特徴の1つです。同じ二郎系でも直系やインスパイア系でさまざまなバリエーションが存在し、味や見た目の中毒性も高いことから、「ジロリアン」と称される熱狂ファンも多く作り出しています。店内の真っ赤なカウンターと黄色&黒の看板も二郎系に共通する特徴です。

「大勝軒系」

「ラーメンの神様」と称される山岸一雄氏が店主を務めた東池袋の「大勝軒」をルーツにしているのが「大勝軒系」です。スープに麺を付けていただく「つけ麺」という新たなジャンルを確立したことで広く知られていて、「つけ麺の元祖」と称されています。大勝軒系には、ルーツが異なる派閥や同じルーツから派生した派閥などがあります。

大勝軒系のつけ麺は、魚介系と動物系、そして香味野菜をたっぷり使って取ったダシと醤油と甘酢の深みがあるスープ、そして1人前でも通常のつけ麺の倍ほどもある、コシが強い自家製の多加水卵中太麺が特徴です。

「麺屋武蔵系」

日本一の有名ラーメン店とも称され、第3次ラーメンブームの火付け役となった新宿の超有名店「麺屋武蔵」系列の店が「麺屋武蔵系」です。

豚骨魚介系のダシと甘めの醬油でそばつゆのように濃いスープが、麺屋武蔵系ラーメンの特徴です。自動販売機で購入できる「ラーメン缶」を考案したのは、何を隠そう麺屋武蔵の店主だと言われています。

まとめ

ラーメンと一口に言っても実にさまざまな系統があるのは、それだけラーメンに絶大な人気があることの現れでしょう。今回は有名店から発祥した「〇〇系ラーメン」をメインに紹介してきましたが、まだまだ有名な店は存在します。そんな「〇〇系」のラーメンの食べ比べも楽しいでしょう。

「有限会社高松」では、当時熊本県では珍しかった醤油系ラーメンからスタートし、現在では中華そばや担々麺、つけ麺など豊富な本格ラーメンを提供する「中華そば 高松食堂」を展開しております。元々は洋食店だったため洋食メニューや逸品メニューも充実しており、飲み会に使っていただければ〆のラーメンまで楽しんでいただけます。おしゃれな雰囲気の店内も自慢です。ぜひお気軽にご利用ください。