全部で500種類以上ある？あまり知られていないパスタの種類について解説

自宅でもお店でもよくパスタを食べるという人はいませんか？日本でもすっかり定着したパスタですが、実はその種類は多岐にわたります。本場イタリアでは全部で500種類以上あるといわれています。パスタ好きであれば、以下で紹介するまだ食べたことのない種類にチャレンジしてみるのはいかがですか？

パスタの定義

パスタには定義があるのをご存じでしょうか？実は本場イタリアでは1967年にパスタに関する法律が施行されているほどです。また日本でもパスタに関するJAS規格があります。

イタリアの定義

イタリアの法律によると、乾燥パスタは小麦粉と水を練り合わせて作られた食品と定義されています。つまり乾燥パスタには100％小麦粉が使われていないといけないわけです。ちなみに生パスタについては軟質小麦を加えて製造しても構わないとされています。

日本の定義

日本ではイタリアのように乾燥パスタのように100％小麦粉を使わないといけないとは義務付けていません。日本のJAS規格によると小麦粉のほかにも卵や野菜を加えて煉り合せたものであれば、パスタと認められるというルールになっています。ちなみに日本のJAS規格では条件を満たしたものは、すべてマカロニ類に分類されます。

ロングパスタとショートパスタ

パスタの種類を分類するにあたって、長さが一つポイントになります。25cm程度にカットされた棒状のパスタはロングパスタというのです。日本でも広く知られているスパゲティはこのロングパスタの一種に該当します。スパゲティのほかにもフィットチーネ・タリアッテレという平麺状のパスタや、バーミセリーという細麺タイプのパスタもロングパスタの一種です。

一方ショートパスタは文字通り、短くカットされたパスタのことです。形状を楽しむのがだいご味です。日本人になじみのあるマカロニは、ショートパスタの代表格といえるでしょう。そのほかにもスーパーでよく見かけるペンネやツイスト、カール、シェルといった種類もショートパスタに該当するパスタの一種です。

色付きパスタ

パスタの中には色の付けられた種類も見られます。日本でもたまに販売されている種類です。色は野菜を練り込むことで彩られます。緑の場合ホウレンソウやバジル、黄色であればサフラン、黒いパスタはイカ墨をアレンジしたものが多くなっています。赤いパスタにはいろいろな野菜が入っています。トウガラシやピーマン、トマト、ビーツなどが入っています。その中でもトマトを入れて赤くしているパスタが一般的です。

日本人に人気！パスタのソースの種類を紹介

明太子

日本オリジナルのパスタソースの種類といえます。明太子パスタは1960年代に東京渋谷のパスタ専門店が発祥といわれています。その時はお客さんの要望でパスタにキャビアを載せたものを出したのですが、そこからインスパイアされて明太子パスタができたといわれているのです。お店はもちろんのこと、自炊で作るという家庭もあるかもしれません。

カルボナーラ

クリーム系の王道といっても過言ではないでしょう。ベーコンのうまみとコショウのピリッとした感じがいいアクセントになるパスタです。「カルボネ」というイタリア語で炭焼き職人を意味する言葉が由来とされています。カルボナーラには黒コショウをかけますが、これが「炭」のように見えたことからその名前が付けられたという説もあるのです。日本では生クリームを入れたレシピが一般的ですが、本場イタリアでは入れないのが違いとなっています。

ボロネーゼ

イタリアを代表するパスタソースの一種で、日本でも高い人気があります。まずは、あらびきにした牛肉と香味野菜をいためます。そこにトマトや赤ワインを投入して煮込んだものをソースとして使います。もっと手軽に作ることのできるレシピもネットでは紹介されています。そのため、自炊にチャレンジしている方も結構多いようです。

まとめ