ウィスキーにはいろいろな種類がある!種類別の特徴について解説

ウィスキー
ウィスキーは今では世界的に人気になっています。ウィスキーの世界にひとたび足を踏み入れると、その奥深さにさらに魅了される方も多いようです。ウィスキーと一言で言いますが、その種類は多種多様です。そこでここでは主なウィスキーの種類についてみていきます。

ウィスキーの基本的な分類

まずはウィスキーの基本的なところから説明していきましょう。お酒の中でもどの種類に該当するのか、基本的なウィスキーの分類方法についてみていきます。

蒸留酒の一種

お酒は大きく醸造酒と蒸留酒、混成酒の3種類に分類できます。この中でもウィスキーは蒸留酒の一種に該当するお酒です。蒸留酒は果物や穀物を発行した醸造酒をさらに蒸留して造られたお酒のことです。ウィスキーのほかにはジンやウォッカ、ブランデー、焼酎などが蒸留酒に該当します。

モルトとグレーン

ウィスキーがどのように作られたかによってモルトとグレーンに分類できます。モルトは大麦麦芽のみを原料にして造られたウィスキーです。一方グレーンウィスキーは大麦以外の穀物も使って製造されたウィスキーのことです。小麦やライムギ、トウモロコシなどの使われることが多いでしょう。また蒸留方法にも違いがあります。モルトは単式蒸留器なのに対し、グレーンは連続式蒸留器で蒸留されるのが一般的です。

シングルとブレンデッド

製法によってウィスキーはシングルとブレンデッドに分類することも可能です。シングルとは単一の蒸留所で造られたウィスキーのことを指します。一方複数の蒸留所で造られた原酒をブレンドして造っているウィスキーのことです。数種類のものもあれば、数十という原酒をブレンドしているような銘柄もあります。種類で見るとブレンデッドの方が圧倒的に多いでしょう。シングルは全体の1割程度といわれています。

エリア別ウィスキーの種類

ウィスキー

ウィスキーの分類方法として、どこで造られたウィスキーかが挙げられます。主なウィスキーの種類として、以下のようなものがあります。

スコッチウィスキー

スコットランドのウィスキーです。ウィスキーの一大産地であるスコットランドでは、全世界におけるウィスキー生産量の60%程度締めるといわれています。イギリスの主要な輸出品として世界的にも広く認知されていて、実に200か国以上に輸出されているといいます。

アイリッシュウィスキー

アイリッシュウィスキーはアイルランドで製造されているウィスキーを指します。かつては世界トップシェアを誇るウィスキーの種類でした。1900年ごろは、全世界の6割程度のシェアを誇ったこともありました。しかしスコッチウィスキーの台頭によって、今ではスコッチやバーボンに押され気味です。

アメリカンウィスキー

アメリカンウィスキーはさらに地域によって異なる特徴を有しています。たとえばテネシーウィスキーは飲みあたりがよく、初心者でも飲みやすいでしょう。またライウィスキーになると少し辛口でインパクトがあります。さらにバーボンウィスキーもアメリカンウィスキーの一種ですが、甘味があってまろやかな味が特色です。

カナディアンウィスキー

アメリカでかつて禁酒法が施行されたことがありました。この時に台頭してきたウィスキーです。禁酒法時代にはアメリカに大量にカナダからウィスキーが輸出されていたといいます。禁酒法がなくなった後も品質の高いウィスキーとして人気になりました。

ジャパニーズウィスキーについて

ウィスキーの種類ですが、世界5大ウィスキーとよく言います。上で紹介した4つのほかにもジャパニーズウィスキーもその中に含まれます。その名の通り、日本で造られたウィスキーのことです。

ジャパニーズウィスキーの特徴

元々はスコッチウィスキーを手本にして製造されたといわれています。バリエーションの充実しているのが特徴で、スモーキーさを押さえてすっきりした飲み口のものから芳醇な香りを堪能できるものまで、いろいろな銘柄がラインナップされています。癖の少ないものが中心なので、食事のお供にもなるでしょう。

ジャパニーズウィスキーの選び方

ジャパニーズウィスキーを選ぶ際には、まず予算を考えるといいでしょう。ジャパニーズウィスキーの価格帯はピンキリです。日々の晩酌で飲むのであれば、1,500円未満のリーズナブルな価格で販売されている銘柄がおすすめといえます。またお世話になっている人への贈り物であれば、3,000円以上の少し値の張るものを選ぶといいでしょう。

また飲み方で選ぶのもおすすめの方法です。ハイボールで割るのであればブレンデッドやグレーンのような癖のあまりない銘柄がおすすめと言えます。ストレートの場合、味にインパクトのあるシングルモルトがおすすめです。

まとめ

ウィスキーでもここで紹介したようにいろいろな種類があって、それぞれに異なる個性があります。そのまま飲むのか、割ものとして飲むのかでおすすめの種類も変わってきます。自分の舌にあるものを探してみませんか?

熊本にある「有限会社高松」では、お酒の種類を充実させています。ウィスキーも提供しております。ウィスキーにある一品料理も用意していますので、熊本に訪問の際にはぜひお立ち寄りください。